ムクナ豆の栽培方法

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農地について

農地について

ムクナ豆は生命力が強い植物です。農地には適さないやせた土地でもすくすく育ち、収穫時期には一面がムクナ豆の緑に覆われます。

肥料・農薬について

肥料・農薬について

ムクナ豆に含まれるL-ドーパの影響で農薬や化学肥料をほとんど使用しなくても虫に食べられにくく、雑草が生えにくくなるという特徴があります。わずかな有機肥料のみで旺盛に生育するため、ほとんど必要がありません。

栽培期間

栽培期間

4月下旬ごろに沖縄の梅雨入り前に合わせて畑に種まきをします。ムクナ豆はもともと東南アジア原産の植物なので地域や気候によって生育状況が変化します。

栽培期間

8月ごろになるとムクナ豆の葉っぱが生い茂り、畑はまるでジャングルのようになります。台風の季節なので暴風対策は必要です。防風ネットの中に播種しますので、外に飛び出した枝は吹き飛びますが、中の枝は生き残り外に出てきて再生します。

栽培期間

11月ごろに紫色のムクナの花が咲き、小さな実をつけます。

栽培期間

12月は実が大きくなる時期ですが、令和2年沖縄では12月の日照時間が平年の3割にとどまったため、収量が減少してしまいました。

収穫

収穫

2月ごろになると、葉っぱがすべて散ってしまい、豆のさやだけが残されています。さやは真っ黒で振るとカラカラと音がします。このカラカラ音が豆が成熟した証です。

収穫後の大豆より一回り大きなムクナ豆。
収穫後の大豆より一回り大きなムクナ豆。
ネット袋に入れて乾燥すると豆が弾け飛びます。
ネット袋に入れて乾燥すると豆が弾け飛びます。
乾燥機65℃で8~16時間で乾燥しました。まだ弾けてないさやはもう一度乾燥機にかけます。
乾燥機65℃で8~16時間で乾燥しました。まだ弾けてないさやはもう一度乾燥機にかけます。

収穫の際の注意

ムクナ豆のさやには細かい毛があり痒くなるので気を付けてください。収穫する時は、手袋、長袖シャツ、マスク、ゴーグル、ボウシ、首にタオルを巻くなどして素肌に触れないよう、吸い込まないよう、目に入らぬよう注意してください。

また、ムクナ豆のさやは固くてバネのようで、乾燥すると、豆を弾いて5m以上勢いよく飛ばします。周辺の畑に広がらないよう注意しましょう。隣との境界線から十分離して栽培してください。 

映像で生育の様子を確認できます

映像ラインナップ

種まき① https://youtu.be/jVDTOa8nqOw
種まき② https://youtu.be/-RHKSPw2rG4
梅雨明け後のムクナ豆の様子 https://www.youtube.com/watch?v=lnAJJ_bRawo
台風後のムクナ豆の様子 https://www.youtube.com/watch?v=js2Ch-xy_E4
花芽の様子 https://www.youtube.com/watch?v=KCafB2IIaDs
ムクナ豆開花の様子 https://youtu.be/gNn-GZ3Cx4g
ムクナ豆の結実 https://youtu.be/WP9sUnoklGY
ムクナ豆のサヤ取り https://youtu.be/0_ZB6Ig_Fc4
ムクナえだまめ収穫できます https://youtu.be/tE8KE7PapVg