ムクナ豆のおいしい食べ方

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ムクナ豆は生や半生ではなく、必ず加熱してからお召し上がりください。
また、一度に多く食べてはいけません。一気に食べると、ドーパミンのもととなるL-ドーパの過剰摂取により、精神の異常や下痢などを起こすことがあります。
1日3回、1回に3粒程度が目安です。ご自身の体調に合わせて適量をお決めください。妊婦の方はお乳が出にくくなる場合がありますのでお控えください。

※たくさん食べたい時は、あく抜きを必ずしてください。

煮豆にする

下ごしらえ

下ごしらえ

さっと洗った豆を48時間30℃くらいの水に浸しておきます。途中で汚れた水を入れ換えてください。乾燥豆100gでしたら400mlの水に浸します。
豆が3倍くらいにふくらんだら、水をすてて炊飯器に豆だけをいれて通常のご飯を炊くように豆を炊きます。炊飯後、自動的に保温状態になったら12時間保温すると豆の食感がホクホクします。時間が経つにつれ、豆の色が黒くなるので色味も良くなります。

乾燥豆100g
乾燥豆100g
3倍にふくらみました
3倍にふくらみました
吸水して薄皮を剥いたムクナ豆
吸水して薄皮を剥いたムクナ豆

あく抜き

あく抜き

豆の色が黒くなったら、20倍の水を加えてあく抜きをします。
100gの乾燥豆でしたら、2リットルの水を黒い豆の入った炊飯器に入れます。
炊飯器の保温60℃から70℃の状態で24時間経過すると、豆のL-ドーパが水に移行するので、黒くなった水をペットボトルにいれて冷蔵庫で保管します。

このような料理に

あく抜きをした黒いムクナ豆は、L-ドーパを90%除去しているので、大豆の代わりとして料理することができます。味噌汁の具や、野菜炒め、チャンプルーなどに加えて豊富な栄養素を補給してください。

煮豆にする
煮豆にする

沖縄そばのだし汁で煮込みます。
お好みで砂糖を加えます。

ムクナ豆サラダ
ムクナ豆サラダ

あく抜きした黒いムクナ豆にお好みのドレッシングやポン酢、シークァーサーをかけて食べます。

ムクナ豆ごはん
ムクナ豆ごはん

ごはんを炊く時にあく抜きしたムクナ豆といっしょにごはんを炊いてください。

ムクナ豆はとても硬いので、調理には時間がかかります。短縮とエネルギー節約のために圧力鍋を使うことがおすすめです。圧力鍋で15分~20分煮ると完成です。
尚、冷凍保存が可能です。解凍した豆は2~3日で食べきりましょう。

あく抜きした黒い水は使えるの?

黒くなるのはムクナ豆に含まれるL-ドーパが一部重合して黒いメラニン色素になるためです。
メラニン色素は紫外線などから体を守る抗酸化作用を持ち、髪を黒くする成分です。
その黒い水を通常の料理に加えたり、20倍に薄めて麦茶のように飲んだりしてL-ドーパを補給します。
※クエン酸やレモン汁、シークァーサー汁などを加え、酸性の状態にしたら黒くなりません。

食用以外の使用法

配水管の悪臭緩和など腐敗菌が繁殖するのを防ぐ抗酸化作用があります。黒く着色するので注意して使用してください。植物の液肥として10倍の水で希釈して水やりや葉面散布します。

黄粉にする

黄粉にする

乾燥したムクナ豆をフライパンなどで炒ります。
ミルにかけて好みの大きさの顆粒状にしてお召し上がりいただけます。黄粉のような状態まで細かくすると様々な料理と組み合わせることができます。

【例】

  • 黒砂糖を混ぜて黄粉餅にする
  • スープや味噌汁に入れる
  • コーヒーや紅茶、牛乳に混ぜる